昨日で育児休暇を終えて、仕事を再開しました!
少しブランクを感じつつも、良い立ち上がりであると感じました!
昨日の現場は照明、音響機材を持ち込んでオペレーター付でやったのですが、終わった後に一緒にショーについての反省ができるのが嬉しかったです。
観てもらう、好きになってもらう、そこまでは去年のショーで掴んだような気がするので、
今年は「手品をじっくり魅せる」ことについてブラッシュアップしていこうと思いました!
具体的には緩急ですね。今の私はハイテンションのまま最後まで走って、最後のマジックで立ち止まり、想いを伝え、また盛り上げて終える、のですが、
前半~中盤部分のハイテンションの中に緩急をつけていき、手品の良さ、を感じて頂ける構成にしたいなと思っております!

さて、タイトルについてですが、育休中に寝かしつけやミルクをあげるときにkindleで久々に読書をしていました。
時間に関する本と、昔のローマ皇帝が書いた自省録を読みました。

私は今まで自分はこの人生で何を成し遂げられるか、を考えたり、世界を変えるような事業をいつかやりたい、などと考えていたのですが、
この限られた80年程度の人生の中でそれを行うことは不可能であると判断することができました。
そもそも2000年前の人々の悩みと、今の人々の悩みの根本は同じであり、世界は2000年経っても何も変わっていないと感じました。
インターネットもiPhoneも、世界が変わったように見えていただけで、変わってなかったです。
その中で自分が何か世の中に影響を与えることなど、ありはしない、ということと、宇宙規模で考えると私が地球や火星を征服しようともなんの価値もない、無価値であると思いました。
その瞬間、肩の荷が下りたような、不思議な感覚がありました。今まで不可能なことを目標に掲げて生きていたのだと。

生きている間に人類の何かを変える事や宇宙規模で何か影響を与えることが無理であることを理解した私は「つなぎ」になることくらいはできると感じました。
歴史の流れに一役買う、または自分が想う人間の幸せな生き方に何万年後か近づけるかもしれないような行動、事業をしようと思いました。