3月の出演イベントがどんどんキャンセルになっています。プロになって1年以内にこんな経験ができるとは…。考える事は様々ありますが、我々の仕事は安定した生活が確保されている中で成り立つものなんだなと実感しました。時間がありますので、私とマジックの続きを書いていきます。

 

新居浜に高知からプロマジシャンが来るイベントがあることを知り、早速そのマジシャンにコンタクトを取りました。その方は高知大学奇術部の創始者の方でその当時は高校教師をしながらプロマジシャンをされていました。初めて目の前で見るステージマジックに、こんな大勢を楽しませる手品があったのかと、衝撃を受けたことを覚えています。その方はトリットという名前でプロマジシャンをしており、今はマジックポットという会社の社長になっています。

その出会いから2か月後くらいにトリットさんから「大学の合宿に参加しないか」とお誘いを頂きました。その合宿ではステージマジックをひたすら2日間練習&フィードバックするという内容でした。こんなに大勢でずーっと手品の練習をするという経験が無かったので、めちゃくちゃ楽しかった記憶があります。だから今も鮮明に覚えているんでしょうね。

その後、新居浜の奇術部に戻りステージマジックをメインにやっていく方針に変えていきました。合宿などの楽しかった経験をこの新居浜でもやりたい!と思っていたんでしょうね。しかし、突然の方向転換に多くの部員は戸惑い、ほとんどの部員が辞めてしまうことになってしまいました。それでも残ってくれた部員とともに新居浜でステージマジックを様々な場所で披露していました。

私はトリットさんの規格外の行動力をとても尊敬していました。自分もあれくらいフットワーク軽く動ける人間になろうと決めた矢先に「コンテストに出てみないか?」とお誘いを頂きます。なんでもやると決めていたので、二つ返事で出場が決まりました。この時まだステージを始めて2か月しか経っていませんでした。

これから私はステージマジシャンのコンテスタントとして活動をしていくことになります。