こんにちは!前回の続きを書きます!

 

コンテストで仲間を沢山増やした私は、活躍する若手マジシャンを四国で観れる機会を作ろうと、マジックショーを企画します。私の地元である新居浜のホールを全て込み込み12万くらいで借りた記憶があります。当時は勉強そっちのけでマジックとバイトしかしていなかったので、費用は自分で出していました。※2回以降から教育委員会のバックアップで会場費が半額になりました。

初めてのマジックショー開催は人に仕事を任せることができず、ゲストのアテンドから全て一人で行いました。本番が近づくにつれて様々なトラブルが発生するのですが、僕の知らないところでいろんな人が動いてくれていたことを終わった後で知りました。ショーの最後に私が挨拶して締めるのですが、今までの準備が頭をよぎり、声が出ず涙が止まらないという経験をしました。泣いて言葉がでないものですから、途中でカーテン裏で待機している演者がどんどん出てくるという、なんともアットホームなエンディングになりました。

マジックショーの開催の仕方を覚えた私はそれから、仕事も振れるようになり年間5回ほど各地で開催していました。自分たちが開催するショーに出演したくて頑張っているんだ、など声を貰うと本当に嬉しく、当初の四国のモチベーションを上げるという点を担っているなと実感できました。また、そのノウハウを高専文化部に持ち込んで「高専ソコヂカラ」という合同発表会を作りました。なんとその後、継続しているようで年2回の学校行事になっているそうです。

私とマジックの出会いは、ここまで急スピードで発展していったのですが、この後高専を卒業して一気に失速します。大学に編入学してからマジックに対する考えなども大きく変わっていきます。