表題の通り、ラスベガスに行ってきました。

目的はマジックショーを観るためです。観たものは以下です。

・デビットカパーフィールド

・クリスエンジェル

・ペン&テラー

・ネイサンバートン

・マックキング

・フェイステイプ

・シルクドソレイユ オー

・シルクドソレイユ カー

 

また、ショーではないですが、ザッポスの見学ツアーにも参加しました。

ラスベガスに行こうと決めたのは1カ月前です。

懇意にしていただいているクライアント様から最近ラスベガスに行った感想をお聞きして、興味を持ちました。調べていると、稼ぐマジシャン世界ランキングの1~3位まで全て観れることに驚きました。マジックの仕事をしているのに、一番稼いでいる人がどんなことをしているのか知らないのは致命的だと思い、すぐ予約しました。行くまでに、なぜ一番稼げているのかを考えました。

 

私が出した結論は、カジノの集客として見合う価格のギャラを渡している、です。

カジノを運営するホテルの課題としては「集客」となっており、その他競合との差別化の為に、様々なスターを呼んでショーの集客から、カジノへつなげるという高単価課題解決ビジネスモデルが成り立っている為、高いギャラが実現できているんだと思いました。実際にショーを観に行くと、場所が非常に分かりにくくて迷いました。そして通る道全てにカジノがあり、いつでもカジノができる仕組みになっていましたショーを目的としていったけど、いつのまにかカジノもしてしまっていた!なんてお客さんがたくさんいるんだろうと思いました。

それはそうと、それぞれのショーを観て感じた事などをレビューします。

 

◆デビットカパーフィールド

稼ぐマジシャン世界No1であり、今回一番観たかったマジシャンです。英語を多く使用する為、言葉があまり理解できなかったのが残念ですが、なんとなく伝わってきました。今まで観てきたマジシャンと圧倒的に違う、現象・規模・演出でした。マジシャンが観ても全くタネが解らないと噂を聞いていましたが、まさにその通りで魔法の連続でした。いつ引退されるか分からない年齢になってきてますので、できるだけ早めに観に行くことをお勧めします。

そしてカパーフィールドはリピーターが多いのも特徴らしく、それは内容を頻繁に変えるからだそうです。それを聞いて、またラスベガスに行こうと思えるような、そんな素敵なショーでした。

◆クリスエンジェル

稼ぐマジシャン世界3位です。まるで音楽ライブのようなマジックショーでした。私が大学生の頃に「音楽ライブのようなマジックショーで熱狂させたい」と思っていたのですが、それをまさに実現していました。とにかく音圧も凄く、体の底から熱くなるショーでした。肝心のマジックの内容は、カパーフィールドほどのオリジナリティは無いにしても、既存のマジックをアレンジしてうまく演出にマッチさせていました。マジックというより、クリスエンジェルがやり切ってて、それを観るだけでもスカッとする爽快感がありました。こんなに熱くなれるマジックショーは他には無いと思います。

また、今私が研究しているドーパミンとマジックの関連要素をふんだんに使用しており、自分の目指す方向が間違ってなかったと感じられたショーでもありました。

 

◆ペン&テラー

稼ぐマジシャン世界2位です。独自の発想から考えられたマジックばかりで、観たことのない現象のみでした。音楽は常に生演奏で、それでいて演技とマッチしていました。終始大人な雰囲気で、笑いを取るというとても難しい演出をなんなく行っていました。クリスエンジェルも行っていたのですが、開園前にマジック道具を観客に触らせて、写真を撮らせるなど、今のSNS流行に乗じながら、道具の改めをさせるという演出がありました。両方ともそれを上手く活用していました。デビットカパーフィールドと同じく、言語が多いので、理解できないところが多かったです。

これを書いていて思うのは、マジックショーを完全に把握するためにも英語の理解ができるようにならないといけないと思いました。今日から少しづつやり始めます。

 

◆ネイサンバートン

業界で”ウケる”と言われる営業ネタをかたっぱしから全てやっていっていました。イリュージョンにして何にしても、展開が相当早くて、一つの大きな道具に付き2分以内に終わっていました。全てにキレがあり、観てる側は中々爽快な気分になります。ほかのマジシャンと比較してあまり個性は無いのですが、それが故にありとあらゆる方法で観客を楽しませてきます。音楽も最近の流行りを使っており、観客のノリも上手く利用していました。日本の営業マジシャンの完成形のような感じでした。

日本では盛大な演出を施すマジックも1分くらいでサラッとしてしまうところに、新しい可能性を感じました。

 

◆マックキング

言語分からなかったのですが、それでも面白さが伝わってきました。使用する道具は手作り感のあるものと、日常に溢れているもので行う為、怪しいさが全くなく、クリーンなマジックばかりでした。それが故にシンプルな現象が多く、今後の自分のマジックに取り入れたいと思うものがたくさんありました。特殊な演出として特に参考になったのが一人の観客をショーの中で”サクラ”にしてしまうというもの。これには本当感激しました。少しの工夫で大きな成果をもたらす頭のいいマジシャンであると感じました。

キャラが個性的で、誰にでも愛されるような感じでした。他のショーはタレントショーが強めだったのですが、彼はパーソナルでした。

 

以上がマジシャンのレビューです。